2013年2月10日日曜日

学生紹介:小谷野 萌(修士一年)


Q 自己紹介をお願いします。 
A 昨春、東京工芸大学芸術学部アニメーション学科を卒業し、本専攻に入学しました。小谷野 萌(こやの もえ)です。

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Q 作品を作ったきっかけは?
A ある暖かい夜、駅で美味しそうにソフトクリームを食べるサラリーマンとすれ違いました。その人がこちらに向かって歩いてくる間、景色がスローモーションでみえ、光がまるくきらきらして、息をのむような喜びを感じ、何故だか目が離せなくなりました。その一瞬、「このひとはかみさまかもな」と思いました。日常の中で、ふとそのように感じる瞬間を、記しておきたいと思ったのがきっかけです。

Q 手法と作品の制作プロセスは?
A 手法は、水彩画材によるドローイング、デジタル作画・彩色。制作プロセスは「言葉を視点に変換する」というテーマで、さまざまな小説や詩から言葉を集め、そこからそれぞれに対応するイメージを描き起こしました。


Q 作品の見所について教えてください。
A ひとつは、かみさまがたくさんでてくるところです。もうひとつは、絵と言葉のリズムを楽しんで頂きたいです。

Q 制作で苦労した点は?
A 自分で作中の詩を書いたところです。

Q 影響を受けた作品は何ですか?
A 谷川俊太郎の詩『朝のドナルド・ダック』『なんでもおまんこ』


Q あなたにとってアニメーションとは?
A 息を止めて、誰かに宛てた手紙を書いている感じです。

Q あなたの今後の”Sail”について教えて下さい。
A 昨年、海外の学生と共同で作品制作をする機会がありました。とても貴重な体験でしたが、何より、自分と同じようにアニメーションを愛している友人がこんなにもたくさんいるのだということが嬉しかったです。彼らにまた会えるように作品を作り続けたいです。





小谷野 萌さんの作品「かみさまのはらわた」はプログラム「一年次作品2013」にて上映いたします。プログラム「一年次作品2013」は、3/8から三日間、横浜の馬車道校舎で上映となっています。

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